住宅ローンの借入額は年収だけで決めていいの？

　一番の出費が子供の進学です。とくに高校や大学に入学される時期は、住宅ローンと教育費
　が重なり、家計にかかる負担も非常に大きくなります。
　また、日常の生活で家族が楽しく過ごすために必要な事として外食や旅行、趣味の時間も必
　要でしょう。また車の買い替えは10年前後のスパンでやってきます。貯金も必要ですよね。

　さらに定年後までローン返済を続けるのはリスクがありますから、定年になるときには完済
　していることが原則です。

　同じ年収400万円でも、ライフスタイルや家族構成、その時、その時の事情も踏まえながら
　計画する必要がありますね。ですから、「年収」を基準にするのではなく、教育やレジャー
　趣味への出費もふまえたうえで、毎月のローンとしていくら支払えるのかを考えるべきです

　家づくりの資金計画としては、「無理なく毎月返済できる額はいくらか」を基準に考えるこ
　とによって、実際の借り入れできる総額も決まるというのが望ましい姿なのです。
　そのためにはまず、『家計診断』をする必要があります。自分たちは毎月収入に対してどの
　程度の出費があるかを把握する必要があります。そこから未来にかかるであろう費用も考
　えるのが望ましいです。