お風呂は、家族全員が1日の疲れを取るくつろぎの空間です。新築には大きなお風呂が欲しい!とお考えの方も多いかと思います。しかし、やはり
リビングなどの居住スペースがメインとなってしまい、お風呂は後回しにされてしまうことも。
そんなお風呂の意外と多い失敗例と押さえておくべきポイントをご紹介します。
|よくある失敗例
自分好みで自由に選択できるお風呂。カタログを見たことのある方ならご存じかと思いますが
、お風呂はたくさんのメーカーが出しているたくさんの商品の中から選ぶことになります。し
かし、多くて何が良いかわからないからと適当に選ぶと後で後悔することになるかも・・・。
そこで、実際に多い失敗例を見て、後悔のないお風呂選びに役立ててください。
⑴お風呂が狭すぎる・広すぎる
お風呂の一般的なサイズは1坪から1.25坪です。広いお風呂は憧れますが、やはり掃除は大変に
なります。ご家族の体の大きさや掃除のしやすさを考慮してじっくり検討しましょう。
⑵入浴時のイメージで決めてしまい掃除が大変に
入浴時の快適さだけを求めて、掃除のことまで目が向かないことも多いようです。最近のお風
呂は、カビが付きにくい素材が使われているなど、掃除が楽になる機能が備わっているものも
あるため、活用するのもいいかもしれませんね。
⑶不要なオプションを付けてしまった
カタログやショールームで魅力的に見えるオプション。あれもこれも付けたけど、結局あまり
使っていないという方が多いようです。後付け可能なものもありますし、最初はシンプルにす
ることをおススメします。魅力的なオプションも本当に必要か一度冷静に考えてみましょう。
多くの方が失敗と感じていたのは掃除の大変さでした。掃除がしやすいものを選び、キレイで
落ち着ける空間にしましょう。
|お風呂に窓は必要?
お風呂の間取りを決める際に意見が分かれるお風呂の窓。今は24時間換気がついているため、
必ずしも必要なわけではありません。窓を設置した場合、自然の光を取り入れることができ、
圧迫感の軽減や、換気システムに頼らず換気することができます。しかしこちらも掃除が増え
てしまったり結露が発生することも。そして視線や防犯も気になりますよね。
浴室に窓を設置する場合は、窓に格子を付けたり、浴槽側の上部に設置することで防犯や視線
の対策になります。お風呂の位置や隣家との距離などによっても窓を設置するか、またどこに
設置するかが決まります。お風呂の間取りが決まったら、周囲の環境も見ておくと、窓を設置
した後の後悔がなくなるでしょう。
|浴槽はどんな色が良い?
せっかく新しいお風呂にするなら、おしゃれなお風呂にしたいですよね。
黒などの濃い色は落ち着いていておしゃれなイメージがあります。しかし皮脂汚れなどの白っ
ぽい汚れは目立ちますが、カビなどの黒い汚れはわかりにくく、掃除がしにくい色になります
。ゆっくり浸かる浴槽に落としきれなかったカビが残っているのは清潔とは言えませんよね。
そのため浴槽は清潔感のあるホワイトや淡い青など汚れが目立ちやすい色にすることをおスス
メします。
壁に濃い色を使用した場合は、黒い汚れは目立たずきれいな印象になりますが、お掃除の頻度
によっては水垢が目立つこともあります。
毎日さっと拭くだけで水垢が目立たなくなります。掃除のしやすいお風呂を選び、清潔でおし
ゃれな空間にしましょう。
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|お風呂の扉の種類
新築で自由に決められるお風呂。当然お風呂の扉も選ぶことができます。こちらもとても悩むものの一つだと思います。一般的に使われている扉の
種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
・折れ戸
折れ戸は標準になっていることが多く、アパートやマンションでも折れ戸が使用されているところが多いです。扉の真ん中で折れ、少ないスペース
で開閉ができます。しかし他の扉に比べ、開閉時に音が鳴ったり少し力を込める必要があります。また、折れる部分の掃除がしづらいことがデメリ
ットになりますが、最近の折れ戸は掃除がしやすいものも増えてきています。
・開き戸
折れ戸に比べ開閉が簡単で、レールがない分掃除が楽なことがメリットに挙げられます。しかし、開き戸のため扉の大きさ分の開閉スペースが必要
になることや、お風呂側に開くことが多いため、中に人がいる時には開けにくいというデメリットがあります。中でご家族が倒れた時などには扉を
開けられないということも起こり得ます。最近は扉を外せるものもありますので、開き戸を選ぶときには簡単に取り外せるものかも確認しておきま
しょう。
・引き戸
扉をスライドさせて開閉するタイプの扉です。スライドさせるため、開閉のためのスペースが必要ないことが一番のメリットと言えます。
しかし、レールがある分掃除が大変になりますし、ゴミが詰まって扉が動かなくなってしまう可能性もあります。
お風呂の扉を選ぶ際は、お風呂の広さ、ご家族全員が使いやすいものかなどを考えて選ぶと良いでしょう。また、実際にショールームで開閉のしや
すさや出入りのしやすさを試してみるのもいいですよ。
いかがだったでしょうか。ご家族全員が毎日使うお風呂は、くつろげる場所であることはもちろん、清潔に保つことがご家族の健康にも繋がります
。今回ご紹介した全てが掃除のしやすさに関わるものです。掃除のしやすいものを選ぶことが快適なお風呂を作ることに繋がっています。
毎日のバスタイムが待ち遠しくなるような素敵な空間にしましょう。