せっかく新築を建てるなら大きい収納が欲しい!と考えている方も多いのではないでしょうか?収納スペースの割合としては、お家の面積全体の
10~15%(お子様がいる場合30%)あるのが理想とされています。しかし、この数字通りに収納スペースを作ったとしても、使いにくい収納では意味
がありません。
そこで今回は、実際の失敗例やあってよかった収納をご紹介します。
|失敗しないためのポイント
収納の問題は、新築で失敗しやすい上位に入るほどです。そこで、よくある失敗例と対策をご
紹介します。
・荷物が収まりきらない
想定していた荷物が収納スペースに収まらないというのが収納の失敗でよくあるものです。単
純に荷物が多いだけではなく、高さや奥行きが足りないなども理由になります。収納を決める
際には、どこにどれくらいの大きさのものをしまうのかをリスト化することで、大きさや高さ
での失敗を減らしましょう。
・収納が使いにくい
収納はしまうだけではなく、取り出すこともあります。そのため、広い収納を設けても、奥行
きが深く取り出しにくい収納では意味がありません。特に小物を収納するような場所では、幅
を広くとるようにしましょう。最近だとウォークスルーと呼ばれる、通り抜けられる収納を設
けるお家もあります。こちらは家事や生活の動線を考えて設けることで、使いやすい収納に近
づけることができます。しかし、普通の収納に比べると、歩くスペースがあるため収納力は落
ちてしまいます。
収納を考える際に意識していただきたいのは、「どこにどんな大きさのものをしまうかのリス
ト化」「よく使うもの・たまに使うもの・滅多に使わないものの仕分け」です。
また、新築を建てる際には引っ越しも生じます。思い切って断捨離するのもいいかもしれませ
んね。
|あってよかった収納と活用法
さとうホームでは「床下収納庫」「小屋裏収納庫」をご好評いただいておりますが、今回はそ
の2つ以外に、実際にお家を建てた方のあってよかった収納を見ていきましょう。
⑴シューズクローク
靴などが散乱してしまいがちな玄関はお客さんの目に一番に入る場所ですから、キレイにして
おきたいですよね。シューズクロークがあるとたくさんの靴だけでなく、傘なども収納できる
ため、玄関をスッキリ見せることができます。最近多い土間収納にすることで、自転車や濡れ
たままのカッパや傘なども置くことができます。ホールからも入れるようにすると通り抜けら
れて便利ですね。
⑵パントリー
キッチンってものがどんどん増えますよね。パントリーに普段使わない食器や調理道具、食品
や洗剤のストックを収納することで、キッチンをスッキリ見せることができます。
パントリーは奥行きが大きいと、食品の賞味期限が切れていることに気付かず腐らせてしまう
可能性もありるため、幅を広くとったり、食品を手前に置くなどの工夫が必要になります。
⑶ウォークインクローゼット
主寝室や子供部屋に設けられ、増えてしまいがちな衣類や日常的に使用しないものなどを他人
の目に触れずに収納できます。
⑷洗面所の収納棚
化粧品や美容家電などの小物が多い洗面所。スッキリと収納すると見た目の広さを感じられま
す。また、替えのタオルなどを置いてもすぐに使えて便利ですね。
⑸リビング収納
リビングには家族全員が使うものを収納できるスペースに加え、インテリア雑貨や小物を置く
スペースとしてカウンターを設置してもいいかもしれません。
⑹階段下収納
デッドスペースを利用しているため、空間を有効活用できます。広さによっては収納だけでな
く書斎やペットのお部屋としても利用できます。
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⑺ニッチ
ニッチとは壁に埋め込まれた棚を言います。こちらは収納というよりは装飾用として利用できますが、スイッチの集中するリビングや、玄関や廊下
の装飾、また洗面所に設置すると、洗剤置き場にもなります。しかし、壁の内部の構造によって作れない場所もあるため、しっかり確認しておきま
しょう。
どんな収納を作ればいいか悩んでいる方はご家族の生活スタイルを考え、ぜひ参考にしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか。せっかく作る収納ですから使い勝手の良いものにしたいですよね。収納するもののリスト化をはじめ、ご家族の生活スタ
イルに合う収納を作ってスッキリとした空間を手に入れましょう!