子供の成長段階によって子供部屋が必要か変わります。大きく4つの時期に分けた子供部屋の用
途をご紹介します。
・乳幼児期
生まれてから幼稚園、保育園入園くらいまでは、常に親の目が届く場所にいるため、基本的に
子供部屋は与えなくても良いでしょう。リビングやダイニングの一角に遊びスペースと収納ス
ペースを設けておくことで、家事の最中にも子供を見ることができますし、片付けの習慣も身
につくはずです。
・小学生の時期
小学生の時期は宿題をしたり友達と遊んだりと、家ですることが大きく変わっていく時期でも
あります。学年や子供の性格によって部屋で勉強したい子や親のそばで勉強したい子など様々
です。高学年になるとほとんどの子供に子供部屋が必要になります。兄弟がいる場合は一緒に
遊んだりなど早い段階で子供部屋を活用できます。
・中学生~高校生
思春期を迎えると、子供部屋のようなプライベート空間が必要になります。中高生の時期はデ
リケートに心も体も成長していきます。ただ、子供部屋にこもりきりにならないような工夫も
必要になります。
・大学生~就職
早い子供だと高校卒業のタイミングで家を出ることもあります。自立して子供が家を出ると子
供部屋は必要がなくなります。夫婦それぞれの趣味の部屋にするなど、あらかじめ子供部屋の
活用法を見つけておきましょう。
子供はあっという間に大きくなります。どうしても新築を計画している時のことばかりを考え
てしまいがちですが、その家はこれから何十年も住む家ですから、将来のことを考えて計画す
るようにしましょう。
|子供部屋はどう作る?
まず子供部屋の一般的な広さですが、4.5~8帖で、平均は6帖になっています。また最初から子
供部屋として個室を作ったり、大きな部屋を後から仕切るなど子供部屋の作り方もそれぞれで
す。そこで個室にした場合と大きな部屋を仕切る場合の注意点とポイントをご紹介します。
・個室にする場合
子供部屋を最初から分ける場合は、中高生になった時のことを考え、部屋にこもりすぎない工
夫が必要になります。部屋を少し狭くし、鍵やテレビ線を付けないことで居心地を悪くし、自
然とリビングに集まるようにするお家もあるそうです。プライベート空間のため、ある程度の
年齢であれば、壁紙を自分で選ばせてもいいかもしれませんね。
・大部屋を後から仕切る場合
後から仕切りを設ける場合は、コンセントやエアコン、窓の数と位置などに気を付けましょう
。仕切った後にどちらかに偏っていると過ごしにくい部屋になってしまいます。また実際に仕
切る際、子供たちの性別よって仕切り方を変えると良いでしょう。同性の場合は壁の代わりに
なるようなカーテンや家具でもいいですが、異性の場合はしっかりとした壁を設けた方が良い
でしょう。
最初は大きな部屋で、後から仕切りを作る予定でも、費用の面で結局作らなかったという方も
いるそうです。また、お家を計画している時のお子さんの年齢によって、はじめから個室を作
る方もいらっしゃいます。また2人以上の兄弟の場合、性別で分けて2部屋にすることもありま
す。
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