お家の顔ともいえる玄関。せっかく新築を建てるなら、家に来たお客さんを驚かせるような素敵な玄関にしたいですよね。ですが実際は居住空間が
メインになってしまい、玄関が狭くなってしまうことが多いのです。もし広い玄関でも、家族の人数より多い靴が並んでいると素敵な玄関とは程遠
くなってしまいますよね。
そこで今回は素敵な玄関に近づくために、玄関のあれこれをご紹介します。
|玄関の広さはどれくらい必要?
玄関は生活をする空間ではないため、あまり広さは必要ないかと思われがちです。しかし靴の
脱ぎ履きのしやすさや収納のことを考えると1.5坪から2坪あると充分でしょう。また同じ広さ
でも奥行きではなく幅を広くすることで空間が広く感じられます。間取りの関係上あまり広い
玄関にできない場合は窓を設置したり吹抜けにすることで開放感を感じられます。またクロス
やタイルなどを白やベージュにすることでも広く感じられます。
|シューズクローク
最近では設置してあるお家もよく見られるシューズクローク。土間収納にしてしまえば靴のま
ま入ることができ、靴だけでなくレジャー用品やベビーカーなどの収納もできます。シューズ
クロークを設置する場合は玄関からと家の中から入れるようにするとわざわざ靴を脱ぎ履きし
なくても移動できるため便利です。また可動棚や機能付きの棚にすることで色々なサイズの靴
を収納できるため、玄関がスッキリした印象になります。また上着をかけるスペースがあれば
、花粉を家に持ち込むこともなくなります。
|玄関ドア
玄関ドアは大きく開き戸と引き戸に分けられます。開き戸は種類も多く構造も頑丈で、気密性
、断熱性に優れたものもあり、引き戸は和風の住宅に合い、荷物を持っている時の開閉が楽で
す。その2種類もさらに分けられ、たくさんの種類があります。多く使われるドアの特徴をご紹
介します。
⑴片開きドア
1枚のドアが左右どちらかに開く形で最も使用されているドアです。デザインが豊富で狭いスペ
ースにも設置しやすいのが特徴です。
⑵親子ドア
大きさの異なるドア(親扉・子扉)が向かい合った形のドアです。子扉は普段閉めていることが
多いですが、大きな荷物を運ぶときや車いすを使用している方がいる場合にはスムーズな移動
ができます。
⑶両開きドア
同じ大きさのドアが2枚あるドアです。親子ドア同様大きく開くため移動がスムーズですが、設
置には広い玄関スペースが必要になります。
⑷引き戸
扉を横にスライドさせるため、限られたスペースでも広い開口部が得られます。また両手に荷
物を持っている場合や、子供を抱っこしている時に開閉しやすいのが特徴になります。
玄関ドアは外壁とともにお家の顔になります。そのためデザインを重視しがちですが、機能面
もとても重要です。お家にピッタリの使いやすい玄関ドアを選びましょう。
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|床タイル
毎日出入りする際に目に入る床タイルは、色やデザインにこだわりたいですよね。そこで床タイルの選び方をご紹介します。
・色合い
他の内装に合っているかで選ぶことはもちろんですが、毎日通る場所のため汚れが目立ちにくい色を選ぶことも重要です。特に玄関は汚れた靴でと
るため、土埃がメインの汚れになるでしょう。白や黒は汚れが目立ちやすく、こまめな掃除が必要になります。反対にグレーやテラコッタなどの色
は汚れが目立ちにくい色のタイルといえます。
・タイルの質感
一口にタイルと言っても様々な質感があります。同じ色でもザラザラしたタイルとツルツルしたタイルでは印象が大きく変わります。ザラザラした
タイルは凹凸に汚れが入ってしまい掃除しにくいですが、雨や雪の日などに滑りにくいのが特徴です。またツルツルしたタイルは凹凸がないため掃
除しやすいですが、滑りやすくなってしまいます。質感に関しては、デザインよりも機能面を優先して決めてみましょう。
・タイルの大きさ
タイルが大きいものを使うと重厚感のあるイメージになりますが、バランスを考えると広い玄関に使用することをおススメします。また小さいタイ
ルを使用するとかわいらしいイメージになりますが、目地が多くなるためホコリが溜まりやすくなってしまいます。
内装のイメージに合うタイルの大きさを選ぶようにしましょう。
玄関タイルも他の床材などと同じくカタログと実物では大きく違うため、カタログだけで決めるのではなく実際に見て触って決めることをおススメ
します。
また土埃などの付きやすさは、周りの環境やお子さんの年齢などによっても大きく変わります。
いかがだったでしょうか。今回ご紹介した以外にもポストや鍵などたくさん決めることがあります。毎日使い、お客さんが最初に目にする場所でも
ある玄関は、使いやすくておしゃれな空間にしましょう。